HOME > 医療・介護関係者の方へ > DHP アーリーサマーキャンプ2010 > 歯科衛生士向け嚥下研修 〜その4〜 のご案内
「生涯を通じて口から食べる」というのは、すべての患者さんの願いです。口から食事を摂るということは、栄養摂取のためだけでなく、楽しく、心が満たされるものです。しかし、嚥下障害の患者さんにとっては、その食事がムセ、肺炎、窒息といった苦痛や危険をともなうものになってしまいます。
このような嚥下障害の患者さんに適応するのが「食事支援・介助」という考え方です。これまでの嚥下治療には「訓練」という考え方が多くありましたが、慢性期や意思疎通が困難な認知症の患者さんにとっては、訓練が適応出来ない場合も多くあります。そのような患者さんでも、日常の食事を安全に続けるための、適切な食事支援・介助が必要です。
今回の研修は、実際に訪問診療で嚥下治療を行っている先生を講師に迎え、食事支援・介助のポイントを症例を挙げながらレクチャーして頂きます。また、レクチャー後は少人数に分かれて、グループ講師の指導のもと食事支援・介助の実習を行います。グループ講師は個別の質問も受け付けますので、「大人数の前では質問しにくい」、「初歩的な質問をするのは恥ずかしい」といった方も気軽に相談できます。研修終了後は、患者さんの立場に立った食事支援・介助が身に付いているはずです。
生涯を通じて「口から食べること」を支援することは、歯科衛生士という職種に課せられた使命です。さあ!歯科衛生士さんの出番です!
- 開催日時
- 2009年6月13日(日) 14時00分〜18時00分
受付13:30 / 開始14:00 / 終了予定18:00 - 受付期間
- 2010年3月7日(日)正午〜2010年6月11日(金)まで
(定員になり次第締め切りとさせていただきます) - 定員
- 30名
- 場所
- 〒533-0011 大阪市淀川区西中島6-2-19
チサンホテル新大阪
TEL:06-6302-5571 - 受講料
(1テーマ) - 1万円
当日、受付にてお支払い下さい。
※ご希望者の方には領収書を発行します。 - プランナー
- 大阪大学歯学部附属病院
顎口腔機能治療部 医長 野原幹司 - プレゼンター
- 平成歯科クリニック 院長
小谷泰子 - 受講特典
- テキスト配布
修了証配布
DHPのホームページにお名前を記載(希望者のみ)
- 交通のご案内
- ・JR新大阪駅から徒歩6〜7分
・地下鉄御堂筋線新大阪駅から徒歩5分
・地下鉄御堂筋線西中島南方駅から徒歩5分
・阪急京都線南方駅から徒歩5分
1.プレレクチャー | 「食医を目指しましょう」 野原幹司 ・歯科と栄養 ・高齢者の栄養状態 ・低栄養はナゼ怖い? ・歯科治療は栄養治療 |
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2.メインレクチャー | 「食事支援・介助の方法」 小谷泰子 ・嚥下訓練と食事支援・介助 ・「人」と「生活」を診ましょう ・食事の工夫 ・歯科衛生士の感性が大事です |
〜 休憩 〜 | |
3.実習 | 「食事支援・介助をマスター」(とろみ剤体験、姿勢調節、相互介助、等) 数名のグループに分かれて(グループ講師付き)実習を行います。 |
修了後、修了証をお渡しします。
本研修シリーズは全部で4回です。2回目以降は修了証に修了印を捺印します。
(※既に他のシリーズを受講して修了証をお持ちの方は、修了証をご持参下さい)
4回の研修はどの順番で受講頂いてもかまいません。
どの研修から受けても、ご理解頂ける内容となっています。
ご不明な点等ございましたら、下記までお問い合わせください。
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-8 国立大学法人大阪大学歯学部4階
FAX 06-6990-5622
NPO法人 摂食介護支援プロジェクト
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