2013年11月10日開催 第6回「食医のつどい」
会場を梅田から新大阪に移し、会場を少し大きくして今回で第6回となる「食医のつどい」を11月10日(日)に開催しました。
昨年は小雨降るお天気、今年も残念ながらお天気に恵まれなかったにもかかわらず全国から医師・歯科医師の先生方52名、看護師・歯科衛生士さん144名人、セラピストの方、介護職の方、他27名の計223名のたくさんの方にお越しいただきました。
本当に有難うございました。開始直前に急遽いすを増やしたりとバタバタしましたが、みなさんのご協力もあり、無事に盛況のうちに終えることができました。
座長は大阪大学歯学部附属病院顎口腔機能治療部医長で当法人理事の野原幹司がつとめ1部、2部の講演の進行を行いました。
第一部の講演は、浜松市リハビリテーション病院リハビリテーション科えんげと声のセンター 金沢英哲先生より「嚥下の手術で、何が変わるか?」を、第二部の講演は、医療法人社団ナラティブホーム理事長 佐藤伸彦先生より「食と終末期について考える」をそれぞれご講演いただきました。
日頃、摂食・嚥下に問題のある患者さんと接している参加者のみなさんにとって、嚥下機能の改善や誤嚥防止の手段として「手術」があることはあまり馴染みがなかったように思います。そんな中、金沢先生の話はとても新鮮で、自分が担当している患者さんは嚥下の手術の適用かもしれない、との思いで多くの方が聞き入っていました。
在宅訪問歯科診療が増えるにつれ、終末期の患者さん、ご家族さんと接するケースも多くなってきています。そのような状況で「食」を通してどのように関わっていくかについて、佐藤先生からの日々の在宅医療現場で感じられたことや出来事のお話はとても勉強になる内容でした。
講演のあとは、毎年大盛り上がりの懇親会です。これを楽しみに「食医のつどい」に来られている方も多いのではないでしょうか?懇親会を仕切るのはお馴染み、平成歯科クリニック院長の小谷泰子さんです。今年は吹き矢を使って豪華賞品獲得を目指し、チーム対抗戦で競いました。
今年は会場を少し大きくしたものの、参加申込受付を早くに締め切らざるを得ないくらいたくさんのお申込をいただき本当に有難うございました。一方で参加したかったけれど申込出来なかった方も多くおられ、誠に申し訳ありませんでした。この場を借りてお詫び申し上げます。「食医のつどい」は、摂食・嚥下の課題に取り組む医療・介護従事者の知識や技術の向上の場として、また交流の場となればとの思いで開催しています。来年はその思いをさらに実現できるよう運営したいと思っております。
貴重なお休みの日にもかかわらずお越しいただきました皆さま、ご講演いただいた先生方、協賛企業様、スタッフのみなさん、改めて有難うございました。今後もDHPの活動にご支援賜りますようよろしくお願い致します。
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