2017年11月26日開催 第10回「食医のつどい」
2008年に第1回目の開催をした「食医のつどい」。
おかげさまで今回10回目となる記念大会を開催することができました。
そして、記念大会にふさわしい内容と盛り上がりとなりました。
当法人の設立目的は「私たちは、赤ちゃんからお年寄りまで、口の働きが一生を通じて十分に生かされることを支援し、健康の回復・維持・増進に寄与します」です(定款より抜粋)。
その実現のための事業のひとつとして「摂食嚥下に関する情報・知識・技術の提供、適切な専門家としての人材育成」を行う研修事業を展開しています。目的の実現のためのもうひうとつの事業が講演会である「食医のつどい」です。
「食医のつどい」では最新の医療・介護の知識を得ていただくのはもちろん、それぞれの現場で摂食嚥下障害と向き合う様々な職種の方との交流のきっかけとなればと願っています。
雨にたたられることが多い「食医のつどい」ですが、今年は記念大会を祝うかのような晴天に恵まれました。
有り難いことに開催を重ねるごとに来場いただく人数が増えており、やはり今回も最多となる314名(医師・歯科医師 50名、看護師・歯科衛生士 254名、薬剤師、セラピスト、コメディカルスタッフ 10名)の方々にお越しいただきました。
初回申込み受付、1ヶ月後の追加申込み受付もすぐに満席となり、ご参加がかなわなかった皆さまにはこの場をお借りしてお詫び申し上げます。
開会にあたり、当法人の代表で大阪大学大学院教授 古郷幹彦先生、当法人教育顧問で医療法人社団生和回登美ヶ丘リハビリテーション病院 病院長中野恭一先生からそれぞれ挨拶のお言葉をいただきました。特に中野先生には、第1回「食医のつどい」で演者としてご講演をいただきましたので、とても感慨深いものがありました。
開会挨拶の次はいよいよ講演です。
ここからは、大阪大学大学院准教授の野原幹司先生が座長として進行しました。
第1部は、医療法人社団日翔会 理事長 渡辺克哉先生より「在宅NST 7年間の経験から」をご講演いただきました。訪問現場での多職種連携によるNST活動を、いかにして軌道に乗せていったかの工夫やアイデア、実行力は日々の臨床の現場に大いにフィードバックできる内容でした。
第2部は、ファルメディコ株式会社代表取締役社長 狭間研至先生より「地域包括ケアにおける薬局・薬剤師の役割~外科医が薬局に帰って見えてきたもの~」をご講演いただきました。
もともと外科医としてご活躍していた狭間先生が、ご実家が薬局を経営されていたこともあり、薬局の経営者としての新たな視点から、地域医療において今後求められる薬局・薬剤師の役割についてお話いただきました。
第1部・第2部講演のあとは、今回の第10回記念大会の目玉プログラムである演者先生に座長の野原先生が加わった本音トークの座談会。
チーム医療がどんどん推進される現場で、主治医はどう思っているのか?
どう伝えればスムーズに連携が進むのか?などなど実際のところをみなさんお話いただきました。
でも一番大事なのは、患者さん・ご家族さん中心のチーム医療・連携を進めていくことというのを改めて再認識できました。
講演、座談会の次は懇親会です!
チーム対抗のゲームの企画もリニューアルして、「食医のつどい」の大きな目的のひとつである交流がさらに活発になったのではないでしょうか。
司会はやはりこの方、平成歯科クリニック院長の小谷泰子先生!いつもはDHP研修のメインレクチャーを担当、懇親会ではメインの司会を担当と大忙しです。
懇親会も10回目となる今回は、賞品も今までにない豪華なものばかり。盛り上がりも例年以上にないものになりました!
第1回目を開催した時は、「食医のつどい」が10回も続くとはとても想像できませんでした。
でも10回目となる記念大会も盛況のうちに終えることができ、多くの皆さんから、「来年も楽しみにしています!」と激励の言葉をかけていただき、こんなうれしいことはありません。
ご来場いただいた方々、ご講演いただいた先生方、協賛企業様、運営スタッフの皆さん、有難うございました。
引き続きDHPの活動にご理解、ご協力を賜りますよう何とぞよろしくお願い致します。
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