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2019年11月17日開催 第12回「食医のつどい」

第12回 食医のつどい

今年12回目となる「食医のつどい」。
昨年に続き、秋晴れの気持ちのいい好天にめぐまれての開催となりました。
もうすぐ冬が始まるこの季節らしい少しひんやりとした気温でしたが、会場は終始熱気に包まれていました。
例年と違うことのひとつでは、看板の「食医」に®が付きました。

最近少しずつではありますが、「食医」ということばが新聞や雑誌で見られるようになってきており、DHPが考える
「食医」がさらに広まるようにと願い商標登録を行いました。

来場者数は今回も300名を超え、遠方から、そして海外からも来られ、たくさんの方々お越しいただきました。
来場者の内訳は、歯科医師・医師 45名・歯科衛生士・看護師 260名・栄養士 2名・コメディカル 2名の合計309名でした。

開会にあたり、当NPO法人理事長で大阪大学大学院歯学研究科教授の古郷幹彦よりごあいさつに始まり、
その後の進行はDHP理事で大阪大学大学院歯学研究科准教授の野原幹司が座長として務めました。

第1部の講演は、国立精神・神経医療研究センター 嚥下障害リサーチセンター長/病院脳神経内科医長の山本敏之先生から「薬剤の嚥下への影響」を、第2部の講演は、太田歯科医院(鹿児島) 副院長・歯科訪問診療センター長 田實仁先生より「歯科訪問診療で実践する食医への道の模索」をそれぞれご講演いただきました。

山本先生のお話は、近年注目されてる薬剤の副作用によって引き起こされる嚥下障害を、日常臨床で早期に気づくために大いに役立ち、勉強になりました。田實先生からは、「食医」としての取り組み姿勢をたくさんの症例で具体的にわかりやすく伝えていただきました。

第2部講演の次に、ご講演をいただいた山本敏之先生、田實仁先生と座長の野原先生に加え、DHP研修会ではメインレクチャーを担当する平成歯科クリニック院長の小谷泰子先生の4名が立ったままの座談会(?)を今年も行いました。
会場の皆さんからの質問にお答えするというスタイルでスタートしたこの座談会。脱線しながらも、先生方の本音の
ストレートな回答は、なるほどと思える内容が多く、日々の臨床に生かせそうです。

講演会のあとは毎回大盛り上がりの懇親会(デザートと軽食のビュッフェ)です。
嚥下や食支援は以前に比べれば認知度は高まりましたが、地域によっては多職種連携が難しいエリアもまだまだ
あるのが現状です。このような懇親会を通して、食医として現場で奮闘している方との出会いや交流をしていただく
ことも大切にしています。

司会は今年も、平成歯科クリニック院長の小谷先生です。
豪華賞品争奪のチーム対抗ゲーム大会は今年も凄かった!

講演会、懇親会ともおかげさまで大盛況のうちに終えることができました。ご来場いただいた皆さま、また講演を
いただいた先生方、協賛企業様、スタッフのみなさん、今年も有難うございました。
今後とも引き続きのご支援とご協力をいただきますようよろしくお願い致します。

ご不明な点等ございましたら、下記までお問い合わせください。
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-8 国立大学法人大阪大学歯学部4階
NPO法人 摂食介護支援プロジェクト
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