第9回食医のつどい 2016年11月20日(日)開催

今年も「食医のつどい」の時期が近づいてきました。
爆発的に増えつつある認知症高齢者に対して、厚生労働省は昨年に「新オレンジプラン」を発表しました。そこでは各医療職の認知症対応能力の向上が大きな目標として掲げられています。
今回の食医のつどいでは、認知症医療の最前線でご活躍の2名の先生をお招きしました。神経内科医である金田大太先生には、認知症高齢者の特徴や病態について専門医の立場からお話しいただきます。看護師の伊東美緒先生からは、認知症ケアで注目を集めている「ユマニチュード」の実践的な内容をお話しいただく予定です。どちらの講演も食支援の臨床に即役立つ内容です!
認知症高齢者の「食」を支えるのは現場の「食医」の皆さんです。ぜひご参加ください!

※「食医のつどい」は医師や医療職だけでなく、摂食嚥下・食支援にかかわるすべての方にご参加いただけます。
※この講演会の参加は、嚥下トレーナー資格更新10単位取得となります。

開催地

ホテルマイステイズ新大阪コンファレンスセンター 2階ホール(旧チサンホテル新大阪)
〒533-0011 大阪市淀川区西中島6-2-19

アクセス方法

  • JR新大阪駅から徒歩6~7分
  • 地下鉄御堂筋線新大阪駅から徒歩5分
  • 地下鉄御堂筋線西中島南方駅から徒歩5分
  • 阪急京都線南方駅から徒歩5分

地図

日程
2016年11月20日(日)
受付・開場 12:30
お申込方法

10月12日(水)13時~追加申込開始

ホームページからのお申し込み
「食医のつどい」のお申し込みフォームはこちら

【申込みに関する注意事項】
・携帯電話からのお申込みはご遠慮下さい、文字化け等によりお申し込みが出来ない場合がございます
・フリーメールや携帯メールの場合、「npo-dhp.org」のドメインを受信できるように設定して下さい

参加費
医師・歯科医師 5,000円
看護師・歯科衛生士・セラピスト、
その他メディカルスタッフ
3,000円

DHPの会員は医師・歯科医師3,000円、看護師・歯科衛生士・ セラピスト・その他メディカルスタッフ2,000円です。

※参加費につきましては当日受付にてお支払いください。

定員
定員は250名
(本講演に関心のある方はどなたでも参加できます)
※先着順で定員になり次第締め切ります
講演内容
開会挨拶 13:30~13:45

開会挨拶
DHP理事長、大阪大学大学院教授 古郷幹彦
DHP教育顧問、医療法人社団生和会 登美ヶ丘リハビリステーション病院 院長 中野恭一

座長
DHP理事、大阪大学大学院歯学研究科顎ロ腔機能治療学教室 准教授 野原幹司

第一部 認知症疾患の再理解 講演時間 13:45~14:45

現状、認知症疾患そのものは進行する事を前提にせざるを得ない、「根本治療のない疾患」です。初期のBPSDから、後期の全身疾患対応に至るまで一貫して問題になるのは「食行動をいかに保つか」になります。
認知症とは、「認知機能が低下した状態」と定義されており、原因疾患は患者により個々に異なり、場合により複数疾患が合併している可能性も高いと言えます。発症初期の気づき・見守り、ひいては今後、より大きな問題となる在宅での看取りにつなげていくためのネットワークの形はオーダーメードにならざるを得ません。その中心には食行動を保つための歯科領域の活動が不可欠であり、今後ますます重要となると考えます。
本講演では、認知症の代表疾患の特徴を捉えなおし、病態に合わせた対応法を考える基礎知識を再復習していきたいと思います。

東京都健康長寿医療センター神経内科 金田大太 先生

質疑応答 14:45~14:55
休憩 14:55~15:10
協賛企業より情報提供 15:10~15:25
第二部 認知症の方の食支援・食事介助のヒントをユマニチュードから探る 講演時間 15:25~16:25

認知症の方の食事介助の場面で、食べようとする意欲を持っていただくことが重要なのですが、ケア従事者は食べてもらうことに懸命になりすぎて、強制的な声掛けや食事介助をしがちです。だから(この人に介助されてなるものか!)という強い拒否的な感情を生じさせ、食に限らずあらゆるケアを拒否される事態に陥ることは少なくありません。“自分が大事にされている”と相手が理解できる形で伝えるユマニチュードは、意欲を引き出すところからのアプローチ方法を持ち合わせています。食支援・食事介助のためのヒントを一緒に考えてみましょう。

※HUMANITUDEおよびユマニチュードの名称およびそのロゴは、日本およびその他の国における仏国SAS Humanitude社の商標または登録商標です。

東京都健康長寿医療センター研究所 研究員 伊藤美緒 先生

質疑応答 16:25~16:35
懇親会 16:45~18:00

場所:2階 「鶴の間」にて
講演会終了後には交流会を予定しています。嚥下臨床を志す仲間である医療従事者が一堂に会します。知り合いどうし同窓会気分で集まるのもよし、これを機会に新しい食医仲間と交流を深めるのもよし、有意義な会にして下さい。DHP研修会の講師(グループ講師)や嚥下治療を専門としている歯科医師も多数参加しますので、日ごろの臨床の悩みや困っていることを直接質問できる絶好の機会にもなります。交流会では、嚥下に関するレクリエーションや相談コーナーも企画しています。
交流会終了後は自由解散ですので、意気投合した方々でちょっと早い忘年会でもお楽しみ下さい。皆さんのご参加をお待ちしています!

※コーヒーや紅茶、ソフトドリンクとデザートビュッフェをご用意しています。アルコール類はありません。

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